研究内容

私たちの脳内には約1000億の神経細胞があり、これらがつながることで脳神経回路を形成しています。
脳神経回路は私たちの持つ認知・感情・思考・記憶などの高次脳機能の基盤となっているため、作られる仕組みや働く仕組みを調べることはとても大切な研究課題です。脳神経回路が子どもから大人にかけてどのようにできるかを知ることで、例えばより効率的な学習法を作ることにつながります。また脳の病気によって神経回路がどのように障害されるかを知ることで、疾患の治療法や予防法を開発することにつながります。
水野研究室では、生きた動物の脳の中を神経細胞を『直接』観察することができる2光子顕微鏡を用い、日々研究を進めています。

現在の具体的な研究テーマは以下の3つです。

生体イメージングによる神経回路形成過程の解明

発達期体性感覚野の神経回路形成メカニズムの解明

大脳皮質領野をつなぐ長距離神経回路の形成メカニズムの解明